むち打ち
交通事故によるケガで最も多いのはむち打ちです。
むち打ちとは
交通事故で車で追突された場合、体が前に押し出され、頭だけが残り首がむちがしなるような状態になるので「むち打ち」と呼ばれています。
症状は首や首から肩にかけての痛み、頭痛・吐き気・めまいなどです。
むち打ちの原因
後方・側方・前方から追突された等、頚椎(首)・胸椎(背部)・腰椎に外力が加わり、その関節が持つ運動範囲以上の動きを強制される事により、筋肉や靭帯、関節包などに損傷を惹き起こした状態です。
後方・側方・前方どれかでなく、複数の回旋や側屈が合わさった状態で、外力を受けます。
強制の程度によりますが、重篤な場合は骨折や脱臼などが起こす場合もあります。
むちうち症と診断されるものの、ほとんどがこの頚椎捻挫型と考えられています。
頚部を支持する筋肉(胸鎖乳突筋・板状筋群・僧帽筋など)や靭帯、関節包の断裂など軟部組織の損傷が起こっている状態です。
また、外力により、頚椎がずれてしまうので、後遺症が大きくなるのです。